投資信託

「投資信託」とは何か?分かりやすく解説している関連記事をまとめています。このブログでは、FIREを目指す方が「投資信託」について学べるコンテンツを提供しています。これから投資を始める初心者の方向けにも、学校では教えてくれなかった投資とお金に関する情報を分かりやすくお届けします。

投資信託とは

投資信託とは、資産運用のプロ・専門家が投資家から運用資金を集めて、投資家に代わって資金を運用し、そこで得られた利益を投資家に還元する、という金融商品のことを指します。利益は全て投資家に還元されるわけではなく、資産運用会社が利益の一部を信託報酬(手数料)として差し引くことでビジネスが成立しています。

投資信託という大きな概念の中に金融商品のタイプとして非上場の「投資信託」と上場している「ETF(上場投資信託)」の2種類が存在します。

ETF(上場投資信託)とは

投資信託の中でも上場しているものをETF(上場投資信託)と呼びます。ETFとは、Exchange Traded Fundの略で、上場している投資信託なので、上場している株式と同じようにいつでも証券取引所で売買注文をすることが可能です。

ETFは、「S&P500」、「ダウ平均株価」、「ナスダック総合指数」、「日経平均株価」、「TOPIX」といったさまざまな経済指標に連動するように運用されるものが一般的です。また、こうした経済指標だけでなく、「金」「銀」「銅」「プラチナ」や「石油」、「トウモロコシ」などのコモディティの値動きに連動したETFや、「不動産」「太陽光発電」といった特定の業種・業態の市場トレンドに連動するように運用されるETFなども存在します。

ETFは株式市場で取引されるため、取引単位が決まっていておおよそ数千円〜数万円単位の場合がほとんどです。数百円単位から購入可能な投資信託と比べると単位が大きいです。

一方で、信託報酬、つまり、ETFを保有していることで発生する運用手数料は、一般的に投資信託よりも安く、約0.03%〜0.2%程度です。また、信託報酬の他に購入時・売却時に売買委託手数料がかかります。

また、ETFは保有していることで、運用実績に応じて定期的に分配金(配当金)が支払われます。余談ですが、株式の売買によって得られた差額の利益のことを「キャピタル・ゲイン」を呼び、分配金のように資産を保有することで定期的に得られる利益のことを「インカム・ゲイン」と呼びます。海外ETFの場合は四半期毎に分配金の支払いがあることがほとんどです。S&P500 ETFの平均的な配当利回りが1%〜2%程度なのに対して、4%〜5%もの高配当を出すETFも存在しています。

ETFには、国内ETFと海外ETFがあり、国内ETFは取引が円建てで、海外ETFではドルやユーロなど外貨建ての取引となります。海外ETFに投資する場合は、運用時に為替リスクも同時に発生することに注意してください。

もう一つ、ETFで注意が必要な点としては「自動積立ができない」ことです。ですので、毎月定額で購入し続けようとする場合は、自分で買い増しする必要があります。特に、複利の力を最大化するためには定期的に支払われる分配金も再投資していくのがおすすめです。SBI証券の米国株式・ETF自動買付サービスを利用すれば、定期的に積立投資することができますので興味のある方はチェックしてみてください。

投資信託とは

投資信託は、ETFとは異なり上場していませんので、購入・売却を証券会社や銀行などの窓口で依頼します。窓口と言っても実際に店舗に行ったりせずとも、オンラインで指示することも可能です。投資信託は、注文する当日には基準価額(売買する金額)が公表されておらず、注文した翌営業日(投資信託によっては数営業日以内)に公表されます。投資信託の基準価額はリアルタイムに変化せず、1日に1つの価格に限られています。

基準価額が投資信託の取引の申込を締め切った後で公表されるので、当日の基準価額が分からない状態で投資信託の売買をしなければなりません。これを「ブラインド方式」と呼びます。これはなぜかと言うと、基準価額が公表された後に売買できてしまうと、すでに投資信託を保有している投資家の利益が損なってしまうためです。

投資信託はETFと比べると、その種類は圧倒的に多いのが特徴です。これはETFが証券会社しか取り扱えないのに対して、投資信託は証券会社だけでなく、銀行や郵便局と言った金融機関も提供できるからです。ETF同様、株価指数やコモディティなどさまざまな指数に連動するインデックスファンドが存在します。

また、先ほど説明したように、インデックスファンドだけでなくアクティブファンドも存在するためバリエーションが豊富になっています。投資信託を購入する際には、アクティブ運用ではなくパッシブ運用(インデックス運用)のものを選ぶように運用タイプにも注目しましょう。それぞれの信託報酬(手数料)を比較してみるとパッシブ運用の商品の方が安いことがお分かりいただけるかと思います。

信託報酬はETFと比べると若干高く、約0.1%〜0.6%程度となっています。ETF同様に購入・売却時には売買手数料がかかりますが、最近ではノーロード(No-load)と言って購入時の手数料が無料の商品も出てきていますので、購入する際は比較検討の材料として見ていただくとよいかと思います。

ETFでは定期的に分配金の支払いがありましたが、投資信託では「分配金あり」「分配金なし」の2タイプが存在します。分配金があったほうが嬉しい気がしますが、それぞれに特徴がありますので注意が必要です。「分配金あり」だと、資産を運用中に都度利益を確保することができますが、分配金を配らずに再投資で運用する方が、長期的に見ると複利の力で資産をより増やせる可能性もあるわけです。「分配金なし」の場合は、運用会社の方で利益を再投資してくれますので、長期投資で複利の力が最大化されて、より高い運用成績を上げる可能性が高いです。しかし、売却したい場合に基準価額が購入時より下がってしまっていれば、一切運用益を得られなかったことになってしまいます。個人的には投資は長期的に続けるものですので、定期的に分配金の支払いがなくても再投資により高い運用成績を出してもらう方が良いと考えています。

投資信託の一つの特徴として、ETFではできなかった自動積立が簡単に可能な点です。分配金の再投資も含めて定期的な積立投資が簡単にできますので、はじめての方には利用しやすいかと思います。投資に慣れている方でも自動で積立投資できるのは利便性がとてもよいので、信託手数料の差額が気にならないようであれば、S&P500 ETFに連動する投資信託で自動積立するのも手だと思います。

ETFと投資信託のまとめ

「ETF」と「投資信託」について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?

最後に「ETF」と「投資信託」それぞれについて特徴をまとめて、比較表にしておきます。

ETFのまとめ
  • ETFとは上場している投資信託のこと!
  • S&P500のような株価指数だけでなく、コモディティや特定業種のトレンドに連動するETFも存在する!
  • 日本のETFは全てインデックスファンド(特定の指数に連動して運用される)!
  • 手数料が安い!
  • 分配金が支払われる!
  • 複利の力を最大化するためには分配金も再投資すべし!
  • 自動で積立投資ができず自分で買い増さないといけない!(SBI証券なら可)
投資信託のまとめ
  • 投資信託は非上場!
  • インデックスファンドもアクティブファンドもさまざまあり種類が豊富!(アクティブ運用は手数料が高いので注意)
  • 手数料はETFよりも高め!
  • 分配金あり・なしの2タイプある!「分配金なし」は運用益を再投資してくれている!
  • 簡単に自動で積立投資できる!
項目 ETF 投資信託
上場/非上場 上場 非上場
価格 リアルタイムで変動 1日1度決まる基準価額
購入単位 取引単位が決まっていて数千円〜数万円単位 数百円規模の少額から購入可能
取引方法 証券会社を通じて市場で指値・成行で注文 投資信託の販売会社で基準価額から計算された価格で取引
信託報酬(手数料) 安い
(約0.03%〜0.2%程度)
ETFと比べると高い
(約0.1%〜0.6%程度)
分配金(配当金) 実績に応じて定期的に支払われる あり・なしの2タイプ存在する
自動積立 不可
SBI証券の米国株式・ETF自動買付サービスを利用すると可
運用タイプ 日本国内は全てインデックス運用
※米国ではアクティブ運用ETFも存在
インデックス運用とアクティブ運用のどちらも存在
投資信託に関連する詳しい内容については以下の記事もご参照ください。