米国株に投資すべき理由

こんにちは、米国在住の投資家ブロガーのhiroです。(@hiro_investudy)

ここ数年で注目を集めている「F.I.R.E (Financial Independence, Retire Early)」というムーブメントをご存知ですか?本ブログではFIRE達成を目標に、できるだけ分かりやすく投資とお金について勉強できる情報を発信していきます。投資の初心者の方向けに、株や債券、ETFや投資信託についてもまとめています。

「働かないで生きていく」、つまり「自分が働かなくても所得が得られる(=不労所得が得られる)」状態をどのようにすれば作ることができるのか?を読者のみなさんと一緒に勉強していきたいと思います。


今回は、投資する際に必ずポートフォリオに組み込むべき「米国株」について、詳しく解説したいと思います。なぜ今、米国株に投資すべきなのか?や、具体的にどの資産を保有すべきなのか?についてお話したいと思います。米国の主要な株価指数である、S&P500、ダウ平均株価、ナスダック総合指数についても詳しく解説しています。

この記事はこんな人におすすめです
  • これから投資を始めようとしている方
  • 米国株への投資を検討 or 迷われている方
  • S&P500、ダウ平均株価、ナスダック総合指数の違いを知りたい方

なぜ米国株に投資すべきなのか?理由の解説

なぜ米国株に投資すべきなのか?なぜ米国株がこんなにも注目されているのか?その理由を簡単にまとめてみます。FIRE達成のために投資で資産を増やしていくためには米国株は非常に有効な投資先の一つですので、必ず押さえておきましょう。

米国株価のこれまでの推移

まずは、米国株価の過去の実績を振り返ってみます。代表的な指数である、「S&P500種指数」「ダウ平均株価」「ナスダック総合指数」の3つと日経平均株価の推移を見てみましょう。


S&P500 実績推移S&P500種指数の実績推移


ダウ平均株価 実績推移ダウ平均株価の実績推移


ナスダック総合指数 実績推移

ナスダック総合指数の実績推移


どのグラフを見ても、短期的な急落はあるものの、長期的には右肩上がりで成長を続けています。

過去に暴落が起きた時期と原因は以下の通りです。

  • 2020年 新型コロナウィルスによるパンデミック
  • 2008年 サブプライム・ショック、リーマン・ショック
  • 2001年 インターネット・バブル崩壊
  • 1987年 ブラックマンデー

短期的には暴落で値を下げたとしても、これまで何度も持ち直して成長を続けていて、2021年4月現在でも新型コロナウィルスによる値下げ分を取り返して最高値を更新し続けている状況です。

一方で、日経平均株価はというと、、、


日経平均株価 実績推移

日経平均株価の実績推移


ご存知の通り、「失われた30年」と呼ばれるように日本経済は平成に停滞を続けていました。先ほど見た米国の各指数の長期的な上昇トレンドとは明らかに異なりますね。2012年に安倍政権が発足して以来打ち出された「3本の矢」の経済政策、すなわち「大胆な金融緩和」「機動的な財政出」「民間投資を喚起する成長戦略」の俗にいう「アベノミクス」によって、相場は2012年11月の8,600円台から、直近の高値2021年2月には30,000円台を一時超える場面まで持ち直している状況です。

しかし、米国と違って日本経済には先行きが明るい好材料が少ないと見ています。新型コロナウィルスへの対応・ワクチン接種の遅れもさる事ながら、先進国の中でも深刻な少子高齢化・人口減少が進んでいく中で、継続的な右肩上がりの成長は難しいのではと思います。トヨタやユニクロのように、日本国内の需要だけではなく、成長する海外市場の需要を取り込める企業が増えることを祈るばかりです。

こうした過去の実績から、日本国内株への投資よりも、米国株への投資する方が遥かに期待できると思いませんか?

特にこれまで「新型コロナウィルス」「リーマンショック」といった過去の大暴落も全て乗り越えて、高値を更新して伸び続けていることが非常に重要です。短期的な投資では時期によっては損してしまうこともあるかもしれませんが、長期的に継続して積み立ててば間違いなく資産を増やしていくことができそうです。

なお、S&P500に連動するETFの過去の平均的な利回りは7〜9%程度となっており、資産保有にかかる手数料も低額なので、長期的な投資に非常に向いています。

新型コロナウィルス(COVID-19)ワクチン摂取率

米国は2021年5月時点で40%を超えており、6月にも集団免疫を獲得できるとされている70%の摂取率に到達する見込みです。

世界のコロナウィルスワクチン接種状況

NHKのサイトが詳しく状況をupdateしていて見やすいので参考にしてみてください。

参考:NHK 新型コロナウィルス特設サイト

バイデン政権の政策で一人当たり $1,400 (約15万円) の現金給付があったことも後押しして、これまで抑制されていた消費活動も徐々に活発になりつつあり、今後も経済が上向く可能性が高いです。ただし、ワクチンの摂取率が上がったからと言って、アメリカから海外への旅行はすぐにCOVID-19以前のように元に戻ることは無いと思いますので、しばらくはアメリカ国内の消費に限ると思います。

先進国の中でも人口が増加する国、アメリカ

アメリカは先進国の中でも、人口が増加し続けている数少ない国の一つとして知られています。アメリカの人口は3億人を超えて伸び続けており、2019年時点では 3億2,800万人 ほどです。

出典:アメリカ国税調査局

出生率は微減傾向にありますが、アメリカは多くの移民を受け入れているため、それでも人口は増え続けているわけです。

人口が増えれば、それに比例して労働力も上がります。さらに労働技術の向上と相まって、全体的な生産性・労働効率も上がっていくことが期待されますから、同様に経済成長も期待できます。また、人口が増えれば、国内の消費も同様に増えますので、生産〜消費の好循環が生まれて経済成長スパイラルに入っていきます。

ここまでで、米国株が十分に期待値の高い投資先の一つであることをご紹介してきました。ここからは、実際にどのように米国株資産を保有すれば良いかについて触れていきたいと思います。

米国株への投資の基本〜S&P500に注目

「米国株へ投資する」と言っても、GAFAMやTeslaなどの特定の銘柄の株を買いましょう、というわけではありません。(もちろん、購入は自由ですが。)

個別の銘柄の株ではなく、米国株の指数と連動したETFやインデックスファンドに投資をします。詳しくは過去の記事でも紹介しているのでこちらも参考にしてみてください。

S&P500 vs ダウ平均株価 vs ナスダック総合指数

米国の主要な株価の指数として、先ほどご紹介した「S&P500」「ダウ平均株価」「ナスダック総合指数」の3つがあり、それぞれに連動するETFもいくつも存在しています。

では一体どう選べば良いでしょうか?

結論からお伝えすると、「いずれもさほど大きな差はないので、最終的にはお好みで選んでいただいて構いませんが、私個人的にはS&P500種指数をおすすめ」します。

それぞれの指数の特徴を見ていきましょう。

S&P500種指数

S&P500種指数(エスアンドピーゴヒャクと読みます)は、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス社が算出している米国企業の代表的な株価指数です。

米国の上場企業の中から、さまざまな業種から約500社を厳選していて、その約500社の時価総額を加重平均して求められます。

「加重平均」とは、単純に500社の時価総額の総和を500で割る「単純平均」ではなく、それぞれの銘柄の時価総額が全体に占める割合=重みを加味して算出する方法で、約500社の各銘柄の時価総額合計を、基準となるある時点での時価総額合計と比較して求められます。

S&P500の特徴
  • 構成される約500社の時価総額の合計が米国株式市場全体の時価総額の80%をカバーしている!
  • さまざまな業種(セクター)を幅広くカバーしている!
  • 中でも成長が著しいIT関連の比率が高い(約27%)!(2021年5月現在)

参考:S&P500 ダウ・ジョーンズ・インデックス

このことから、S&P500種指数に連動するETFに投資することは、つまり、米国株式市場全体の80%にまとめて広く分散投資できる、ということです。

どこか1社の特定銘柄に投資していた場合は、万が一その会社が倒産・株価暴落してしまうと、一気に資産が目減りしてしまいます。しかし、米国市場全体へ投資できていれば、仮にその中の1社が倒産したとしても、その影響が限定的となることがお分かりいただけるかと思います。

ダウ平均株価

ダウ平均株価もS&P500同様、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス社が算出している米国企業の代表的な株価指数です。

米国のさまざまな業種の銘柄を厳選していて、S&P500と異なり「加重平均」ではなく「単純平均」で求められます。

「ダウ工業株30種平均」、「ダウ輸送株20種平均」、「ダウ公共株15種平均」と、これらをあわせた「ダウ総合65種平均」がありますが、基本的には最も有名な「ダウ工業株30種平均」のことを「ニューヨーク・ダウ」「ニューヨーク平均株価」と呼び、普段経済ニュースなどでも報じられています。

S&P500と比べるとわずか30社だけですが、アップル、マイクロソフト、マクドナルド、コカ・コーラ、ジョンソン&ジョンソン、ウォルト・ディズニー、ゴールドマン・サックス、・・・といった泣く子も黙る超有名企業たちが組み入れられていて、その銘柄も時代に合わせて定期的に組み替えられています。

ダウ平均株価の特徴
  • 米国を代表する厳選された有名企業30社の株価指数!

ナスダック総合指数

ナスダック総合指数は、「NASDAQ(ナスダック)」という全米証券業協会が設立・運営しているアメリカの電子株式市場に上場している3,000以上の銘柄の時価総額を、S&P500同様に加重平均で算出した株価指数です。

大きな特徴としては、IT・ハイテク関連銘柄が中心に構成されている、という点です。

グーグル(アルファベット)、アップル、フェイスブック、アマゾン、マイクロソフト、のいわゆるGAFAMや、ネットフリックス、インテル、アドビ、などのハイテク・情報技術関連の名だたる有名企業が名を連ねます。

ハイテク関連銘柄は成長著しいですが、その反面短期的な乱高下も発生しやすいため、ナスダック総合指数は他の指数と比べるとボラティリティが高い(不確実性が高く値動き幅が大きい)と言えます。

また、「ナスダック総合指数」とは別に「ナスダック100」という指数もあり、これは全銘柄から金融関連の銘柄を除いて時価総額で上位100社に絞って加重平均で算出した株価指数です。ナスダック100はナスダック総合指数と比べると、より上位のハイテク株の値動きの影響を受けやすいと言えます。

ナスダック総合指数の特徴
  • 米国のナスダック市場に上場している3,000以上の銘柄の株価指数!
  • GAFAMをはじめとした、ハイテク・情報技術関連の銘柄を多く含む!
  • 他の2つの指数と比べると、値動きが激しい!

結論

結論は冒頭でもお伝えしましたが、「いずれもさほど大きな差はないので、最終的にはお好みで選んでいただいて構いませんが、私個人的にはS&P500種指数をおすすめ」です。

3つの指数の過去の実績を比較してみても、値動きのトレンドは概ね似たような動きになります。

しかし、ダウ平均株価は超優良企業30社に厳選されていますし、ナスダック総合指数はハイテク株に寄っていますので、S&P500の方が米国株全体に対して広く分散投資できる事になるため、個人的にはS&P500を推奨したいです。

世界最大の投資会社「バークシャー・ハサウェイ」を率いるかの有名な投資家ウォーレン・バフェットも、もし自分が死んでしまったらこう運用しなさい、と妻に残している言葉を紹介します。

私のアドバイスはこの上なくシンプルだ。現金の10%を米国の短期国債に、残る90%を超低コストのS&P500のインデックスファンドに投資しなさい。ヴァンガードのファンドがいいだろう。この方針なら、高い報酬のファンドマネージャーを雇うどの年金基金、機関、個人の出す結果よりも長期にわたって良い成績を上げられると思う。

この言葉からもS&P500に連動するインデックスファンドへの投資がどれほど確実性の高い資産運用方法であるか感じていただけるかと思います。

S&P500種指数に連動したETF・投資信託

最後に、S&P500種指数に連動した主要なETF・投資信託をご紹介しておきます。

ぜひ参考にしてみてください。

ティッカー商品名運用会社信託報酬(手数料)
VOOVanguard S&P 500 ETFVanguard0.03%
IVViShares Core S&P 500 ETFBlackRock0.03%
SPYSPDR S&P 500 ETF TrustState Street Global Advisors0.0945%
米国市場に上場している主なETF
証券コード商品名運用会社信託報酬(手数料)
1655iシェアーズ S&P500 米国株 ETFBlackRock0.0825%
1557SPDR S&P 500 ETFState Street Global Advisors0.0945%
1547上場インデックスファンド米国株式日興アセットマネジメント0.165%
日本の東京証券取引所に上場している主なETF
商品名運用会社信託報酬(手数料)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)三菱UFJ国際投信0.1%
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドSBIアセットマネジメント0.09%
iFree S&P500インデックス大和アセットマネジメント0.2475%
国内の主な投資信託

※上記の信託報酬は2021年5月現在の値です。

「ETF」「投資信託」「インデックスファンド」の違いについて詳しく解説した記事もありますので、そちらもご参照ください。

※実際に投資される際は、ご自身の責任と判断でお願いします!

最後までお読みいただいき、ありがとうございました。引き続き、投資の初心者の方向けに有益な情報を発信していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

Have a smart investudy!