複利の力は人類最大の発明

こんにちは、米国在住の投資家ブロガーのhiroです。(@hiro_investudy)

ここ数年で注目を集めている「F.I.R.E (Financial Independence, Retire Early)」というムーブメントをご存知ですか?本ブログではFIRE達成を目標に、できるだけ分かりやすく投資とお金について勉強できる情報を発信していきます。投資の初心者の方向けに、株や債券、ETFや投資信託についてもまとめています。

「働かないで生きていく」、つまり「自分が働かなくても所得が得られる(=不労所得が得られる)」状態をどのようにすれば作ることができるのか?を読者のみなさんと一緒に勉強していきたいと思います。


「複利の力」をご存知ですか?みなさんの投資に回した資産を最大効率で指数関数的に増やしていくために必要な投資の基礎的な知識となりますので、是非身につけていただければと思います。本記事では「複利の力」についてサンプルの数値も交えて分かりやすく解説し、「単利」と「複利」の違いについても学ぶことができますので、是非最後までお読みいただければと思います。

この記事はこんな人におすすめです
  • 投資の初心者の方で「複利の力」について学びたい方
  • 単利と複利の違いを理解したい方
  • 雪だるま式に資産を爆増させたい方

そもそも利回りとは

そもそも「利回り」とは、投資に回した資産が1年間でどれくらい増えるのかをパーセンテージ(%)で表したものです。

例えば、10,000円を投資に回して、その利回りが5%だったとすれば、1年後に500円の運用益が出て、資産は10,500円に増えます。

1980年代、当時の日本はバブル経済で金利が信じられないくらい高かった時期がありました。その時は銀行預金の金利が5%を超えていて、何もせずにただ銀行にお金を預けておくだけで利息でお金がどんどん増えました。しかし今は日本のみならず世界中の先進国でゼロ金利政策が採用されており、日本の銀行預金の金利も 0.001〜0.005% しかなく、銀行にお金を預けていても全く増えないばかりか、もしインフレで物価が上昇すれば相対的に資産価値は下がってしまうためリスクになります。

その一方で、S&P500などの指数に連動したインデックスファンドに投資することで米国の株式市場全体に簡単に分散投資できますが、長期で見ると7%程度ほどの利回りを安定して期待できます。株式に投資することによって、複利の力で資産を増やしていくことができる可能性が非常に高いので、是非一緒に勉強して投資を始めてみましょう。

なお、投資をすればプラスの利息でお金を増やすことができますが、逆に借金をする(ローンを組む)ことでマイナスの利息がつきます。金利のパワーは借金でマイナスにも働いてしまうため、お金を借りる際には注意が必要です。

単利と複利の違い

「複利」という言葉の他に、「単利」という言葉もあります。単利と複利はどのように違うのでしょうか?

単利とは

単利とは、元本に対してのみ利息がつくことを意味します。

例えば1,000万円を株式投資に回して、毎年継続して7%の利回りで運用できるとすると、利息は以下の表のようになります。

単利では、元本に対してのみ利息がつくため、毎年70万円ずつ増えていることが分かると思います。

年数元本利息資産合計
1年目¥10,000,000¥700,000¥10,700,000
2年目¥10,000,000¥700,000¥11,400,000
3年目¥10,000,000¥700,000¥12,100,000
単利での利息のつき方(元本1,000万円、利回り=7%)

複利とは

複利とは、元本だけでなくその利息に対しても利息がつくことを意味します。

先ほどと同じ条件で、1,000万円を株式投資に回して、毎年継続して7%の利回りで運用できるとすると、利息は以下の表のようになります。

複利では、元本+利息に対して利息がついていくため、毎年資産合計が1.07倍に増えていることが分かると思います。

年数元本利息資産合計
1年目¥10,000,000¥700,000¥10,700,000
2年目¥10,000,000¥749,000¥11,449,000
3年目¥10,000,000¥801,430¥12,250,430
複利での利息のつき方(元本1,000万円、利回り=7%)

単利と複利の比較

3年間だけの比較では対して差が無いように見えてしまうかもしれませんが、同じ条件でそのまま30年間運用した場合の利息の状況を以下のグラフに示します。

単利での利息のつき方単利で運用した場合は、毎年元本に対してのみ利息がつき、70万円ずつ一定の増加量で増えていきます。

1,000万円だった元本は、30年後には3,100万円になります。

複利での利息のつき方

複利で運用した場合は、毎年元本だけでなくその利息に対しても利息がつき、毎年資産が1.07倍になるように増えていきます。

1,000万円だった元本は、30年後には約7,612万円にも上ります。

相対性理論で有名な物理学者アルバート・アインシュタインでさえ「複利は人類最大の発明だ」という言葉を残したほどです。

このように、複利は投資している時間が長ければ長いほどその力を発揮して雪だるま式に資産を増やしていけるので、iDeCoやNisaなどの長期積立を前提にしている投資で効力を発揮します。

複利で増やす投資をできるだけ早く始めれば、将来の資産を大きくすることができる可能性が高まるので、若い人ほど早くこの事に気づいて投資を始めるべきなんです。

【参考】72の法則

複利で運用する資金が2倍になるまでにかかる時間を簡単に求められる計算式がありますので紹介しておきます。

72の法則

複利で運用するお金が2倍になるまでの年数=72 ÷ 複利の利回り

※先ほどの例だと、複利の利回りが7%だったので、72÷7=約10年となります。実際に、元本の1,000万円が2倍の2,000万円になるまでに、おおよそ10年かかっていることがグラフからも見て取れると思います。

複利の力を最大限に活用する

では複利の力を最大限に活用するにはどうすれば良いのでしょうか?

他の記事でもポートフォリオは株式の投資信託やETFといった手数料の安いインデックスファンドをメインに据えて長期的に積立することをおすすめしてきましたが、まさにこれが複利の力を最大化する基本的な投資スタイルと言えます。

投資信託やETFについては以下の記事で詳しく解説していますので、合わせてそちらもお読みいただければと思います。

複利の力を最大化する上での注意点は、資産の運用益・分配金を引出して懐に入れたりせずに、そのまま全額再投資に回すということです。

投資信託によっては、分配金を再投資しないものがあるので、投資先を選ぶ際には分配金を自動再投資する投資信託を選ぶことをおすすめします。また、ETFの場合は自動的に分配金を再投資してくれない運用上のデメリットがありますので、自分で定期的に受け取った分配金を再投資に回す手間が必要となりますが、SBI証券の米国株式・ETF自動買付サービスを利用すれば、定期的に積立投資することができますので興味のある方はチェックしてみてください。

上記で触れた通り、複利は時間をかければかけるほど大きな効果を得ることができますので、分配金の全額再投資の他にもう一つポイントがあるとするならば、それはできるだけ早く若いうちから投資を開始して、積立投資によって元本もできるだけ早く増やしていくということです。

まとめ

いかがだったでしょうか?

単利と複利の違いを理解して、しっかりと複利で増える資産運用をできるだけ早く開始したいですね。

複利の力のまとめ
  • 利回りとは投資に回した資産が1年間でどれくらい増えるのかをパーセンテージ(%)で表したもの
  • 単利は元本にのみ利息がつく
  • 複利は元本だけでなく利息に対しても利息がつく
  • 複利の力を最大活用するために、手数料の低い投資信託・ETFで長期のインデックスファンドに積立投資をする

※実際に投資される際は、ご自身の責任と判断でお願いします!

最後までお読みいただいき、ありがとうございました。引き続き、投資の初心者の方向けに有益な情報を発信していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

Have a smart investudy!